先日行った親子キャンプ、その様子をご紹介しました。
これは自分の中にあった「思い」ですが、私の未来を写し出す言葉でもあります。
それは「野生児たち」を生み出すこと。
私が北海道壮瞥町に移住して早1年が経ちました。
火山の国日本。
「災害」という言葉で表されますが、「地震」とか「火山噴火」とか「土砂災害」とか「洪水」とか、これらはこの大地が関係して来るもの。
この災害と私たち人間が仲良くお付き合いしていくためには、私たち人間が知恵をつけるしかありません。
私たちのご先祖様はずっとずっと昔からそうしてきたのです。
世の中が便利になればなるほど、この地球と寄り添う生き方からかけ離れ、失わなくても良かった命まで失ってしまいます。
私は3・11を経験してそれが苦しくてたまりませんでした。
でもそこから、人間が知恵をつけて、怖い現象から目をそらすのではなく、きちんと向き合っていけば多くのことが変わるということを確信しました。
ではどんな知恵をつければ良いのでしょうか?
私たち大人が何を子どもに伝えていけば良いのでしょうか?
それは「生きる力」だと私は思っています。
ではその生きる力とはなんでしょうか?
一つ目は「自然を受け入れる力」です。
自然は時に牙を向くように感じますが、多くの場合は私たちに恵みを与えてくれています。
私たちが生きて行く上で必要な全ての要素は自然から受け取っているのです。災害というとどうしてもネガティブなところばかり見てしまいますが、私たちが自然はそういうものだと受け入れ、その「時」が来たらどんな行動をすれば良いのか学ぶことなのです。
2つ目は「感じる力」です。
自然を受け入れ感じる心を持つと、自然が起こそうとする現象に耳を傾けられる力が備わってきます。例えば、「雨が降りそうだ」という感覚。風が肌に当たる感覚、風邪の匂い、空の色、雲の移り変わり・・・様々な現象が不思議と感じられるようになります。日本の先住民であるアイヌの人々はそうやって自然とつながりを持って生きていました。
3つ目は「同調する力」です。
自然という大きな力に人一人が逆らうことはできません。例えば水の中で溺れそうになった時に、ジタバタと大きな力で逆らうと思えない余計に体力を消耗させるので溺れる要因につながります。その流れに身を任せ、力を抜き浮く力を信じ水に体を委ねてみると、体が楽になっていきます。
「自然の流れに身をまかせる」というのは大きな場面でその意味を知ることができます。こればかりは感じるしか他ありませんね!
これらの3つの要素を合わせて「生きる力」と私は表現します。
私たち大人が子どもに対し「教える」という姿勢ではなく、共に遊ぶという姿勢で自然の中に身を置くことで、大人よりも自然に近い子どもの方が、自然と自然に育てられていきます。
自然の中で楽しむことをやりきって、それを子どもに見せることで、子どもたちは安心して身を委ねることができます。
では・・・・実際に自然の中で「生きる力を育てる」術とは何でしょうか??
ちょっと考えてみてくださいね♪
・・・続く!
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